京都、土曜日、快晴。フォションホテル京都。
さて、無事に仕事の話を終え、スーツケースをベッセルホテルからフォションホテル京都へ運んでもらい、
その足でランチに向かい、ひとしきり懐かしいひとたちの話題に花を咲かせた。
みんなそれぞれの世界ではそれなりの成功を収めているらしい、喜ばしかった。
お互いにそのあとの予定を勘案して早々と解散し、
もうひとつの約束の場所へ向かう。
お気に入りのお香専門店、香彩堂さん。
事前にコンシェルジュさんに相談して商品を絞り込んでもらってある。
まずは両親のお気に入りだった祇園(「祇園の華」という名前でもある)を選ぶ。
異常に知識が豊富なコンシェルジュさんなので、
お世話になっている方々それぞれの好みを伝え、
さしあげるお香やお線香数種類を選んでいただき、
前日、法隆寺で買い求めたお線香のメインである沈香もとっても気になっていたので
そんなことをおしゃべりしながらお勧め頂いたものを買い求めた。
ちょっと贅沢だけど、滅多に来ることができないので龍涎香も追加で。
そうこうするうち、チェックインの時間が迫ってきていた。
香彩堂さんからフォションホテル京都までタクシーで移動すると、
ちょうどほかのメンバーもたどり着いたところで
チェックインが可能な時間になっていたのでいそいそと11階へ向かう。
座り心地のいいソファにかけ、
フォションホテル京都オリジナルの香り深い紅茶をいただく。
チェックインは日本語が堪能なフランス人男性で、あまりにもラテンなので
(Parisianじゃなさそうだよね・・・
うん、ニースとかマルセイユとかそっちの人っぽいね)
こそこそ話していると
「わたしはリヨンから来ました」(だったとおもうたぶん・うろおぼえ)
道理で陽気なはずだわ、でもリヨンの方もこんなに明るいのか・・・
到着が遅れているもうひとりを待つあいだ、紅茶のおかわりをいただいたり
クッキーをつまんだり、チェックインだけでも充分に楽しめる。
いや、楽しむような性質のモノではないのだが、楽しめたのである。
全員が揃った。
一生に何度もはないだろうフォションホテル京都での宿泊を楽しみに
予約から数ヶ月、あらゆることに耐え、仕事にもプライベートにも頑張ってきたのだ。
この一夜をとことん堪能させていただこう。
ディナー、客室内は次の記事で。
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奈良の金曜日
木曜日はJR奈良駅にほど近いホテルに宿泊し
金曜はレンタカーでなく、
公共交通機関を利用して回るつもりで
朝イチに法隆寺へ向かうことにしてあった。
車があれば便利なのだが、奈良市内の主だった寺社の駐車場が
参詣者にはあまり利便性がよくないことが下調べの段階でわかったからだ。
南大門と参道
今年は聖徳太子1400年遠忌で、法隆寺や奈良の寺社では地域を挙げて
秘宝秘仏を限定公開している。
法隆寺でも
聖徳太子1400年御聖諱記念
特別展示「法隆寺の信仰と宝物」
開催場所:法隆寺大宝蔵殿
4月1日(木)~6月30日(水)
午前9時~午後4時30分
が開催されているので
国宝 金堂天蓋附属飛天および鳳凰 や
重文 阿弥陀三尊像、重文 観音菩薩像などをゆるっと拝観する。
熟練の職人さんたちが清掃に余念のなかった本当に美しいシルエットの五重塔。
法隆寺内はどこに行っても丁寧に説明してくださる方がいらして
じっと見ていると、さらりと近づいて説明してくれるのが意外だけど
ありがたくてとても勉強になった。
もタイミングよく拝観させていただいた。
国宝でありながら、質素に収蔵されているのもいかにも法隆寺的なのかもしれない。
金堂。 金堂と五重塔と中門。
薬師三尊像が収蔵されている大講堂。
参道両脇には見事な桜の木。
そしていっぽんだけ
「いちねんじゅう咲く桜の木があるのです」
それがこちら
大講堂に向かって参道右側に立っているたった一本の桜の木。
青空の下で心底嬉しそうにそのつぶらな花を開いていた。
いただいた御朱印、あまりにも見事な筆致でしばらく見惚れてしまった。
丁寧に墨を擦り、美しい姿勢と静かな呼吸で書かれるさまを眺めていると
これが日本の美しい伝統のひとつなのだと思える。
(前日、とても残念な御朱印を頂いてしまっていたので余計にそう思えた)
気高く見事な沈香が香るお線香も買い求める。こんなに見事な沈香の香りは久しぶりだった。
国宝夢殿。
日本最古の木彫仏像「救世観音菩薩立像」
が収蔵されている。
先の方の御説明の
「仏像のお顔は時代とともに細長くなっていきます」
のとおり、救世観音菩薩は面長で線の細い菩薩様だった。
観音菩薩立像は約1400年前に造立されたとされており
日本で現存する最古の木像彫刻のひとつなのだそうだ。
金箔もそこそこ残っているので、当時の人々がどれほどこの菩薩像を
大切に取り扱っていたかがわかるような気がした。
金堂や五重塔からのんびり歩くこと十数分で夢殿にたどりついたので
澄んだ水を湛えて清々しい空気に満ちた本堂には
国宝 如意輪観世音菩薩像。
その微笑みの美しさと神々しさに胸を打たれてしばし佇む。
その日予定していた参拝予定ではもう少し早く終わるはずだったのが
思いがけず秘仏開帳が多く、しかも見事な御朱印をあちらこちらで頂いたりで
中宮寺さんの受付に置いてあったタクシーカードを見て
ここから法隆寺駅までタクシーを利用した。
お呼びした手数料と併せて850円paypay払い。←便利すぎ
失礼ながら、意外とバスの本数が多い印象だ。
ちょうど 移築や改修工事が行われていて、ちょっと落ち着かない雰囲気だったので
お詣りし、御朱印を頂いて失礼する。
バスで移動してお次は東大寺へ。
あまりにも有名なので素通りせずしっかりご尊顔を拝し奉る。
そして本堂の御本尊御像
高さ15メートルの「廬舎那仏」
ちょうど声明の時間で、滔々と響くお経を心地よく耳にしながら回る。
本堂には廬舎那仏以外にも運気の上がりそうな御像。
ああ、もうほんとにありがたすぎるこの力強い筆・・・陶酔
このへんで足腰は限界に近いんだけど(弱)
もうちょっと欲張って興福寺へ向かうことにした。
おめあての阿修羅像は写真が撮れないので興福寺さんの公式HPでぜひご覧ください
奈良時代(710年 – 794年)に建立された阿修羅像はすでにして現代的な様相を感じる。
学生時代から仲のいいトモダチが一時期、ネット上で「阿修羅」を名乗っていたこともあり
どことなく阿修羅像には親近感を覚えていたので、不思議なことに懐かしい気持ちに。
御朱印の文字の見事さもさることながら、
書いてくださる方(女性)の心遣いも超一流だった。
力強いうえに優しくふくよかな印象・・・うっとり
さて、そこでお昼を少し回ってそろそろお腹が空いてきた。
前日夜も食べに行った「まるかつ」さんを再び訪ねることにしたのは
「なにをどこに食べに行く?おいしいかな?って思うより
まちがいないところにで食べない?」
同行のMさんが言ってくれたのだ。ありがたやありがたや。
(1デイパスだと最寄りの神殿まで乗れません、が、北神殿から歩いてもすぐです)
デカすぎる大えびフライ定食。
ごはんは白ごはんと雑穀ごはんが選択でき、
お味噌汁と千切りキャベツは食べ放題。
手前のタルタルソースはたっぷりで、豪快にエビフライをダンクできる。
実のところ、普段からさほどの容量を持たないお腹なので
ごはんは残しましたすみません。でも最初から少なく、とお願いしてもこの量。
充分に満足しきってすっかり体力も回復し、
そこからホテルにスーツケースを取りに行き、京都行きのJRに乗ったのでした。
とても楽しく趣き深い街だった、奈良。
またいつでもこのコロナ禍が終息したら
訪ねたい奈良。
京都も奈良もあたしの中では永遠の憧れで、
何度でも通いたくなる街。
今回のまほろば旅は京都へ続く。
にわか仏像ファンになっちゃって思わず海洋堂さんの仏像フィギュアを買ったり。
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京都の金曜日
金曜日の夕方、
ホテルからほど近い奈良駅からJRで京都に向かっていた。
現地で落ち合う予定のもうひとりのトモダチから
「いま大山崎山荘美術館にいて、
このあと京都のホテルに戻る」
とラインが入った。
金曜日と土曜日は別のホテルを予約してある。
その夜に予定していた
何時頃にでかけようとか
(スタートは18時)
まん防の影響で飲食店の閉店時間が早まったため、
どこでばんごはんを食べようかなど
それぞれが必死に検索ww
金曜日は3月にオープンした
メルマガ読者限定のオープン記念価格でそれぞれシングルを予約してあった。
京都駅八条口を出てスーツケースをごろごろ転がしながら5分ほど向かうと
しゅっとした佇まいの京都風(あくまでも観光客目線)の新築ホテルが現れた。
エントランスから穏やかで開放的な雰囲気で、チェックインも最低限の無駄のないシステムだし
支払にpaypayやSuicaが使えるのは便利。
ベッセルホテルは歯ブラシやクレンジングなどのアメニティを
必要なぶんだけ部屋に持って行けるのも魅力で、
洗顔は泡立てて2回洗いたいあたしにとってはとてもありがたいし
フェイスパックもあるので、朝晩2回使うこともできる。
(品質は問わないタイプなのでww)
ばたばたして画像はないため、公式サイトからお借りしてきた。
バスタブのあるスタンダードシングル。
まさにこの部屋。
ベッドは両手両足を広げてもまだ余るほど広く、
エアコンは温度設定、風量設定、風向設定までできるダイキン製。
見なかったけどトモダチは
「Wowowが入ってて映画を観られたよ」
とのことだった。
ユニットバスだけど、変に足元が高くなっていたり(ときどきある)
バスタブがサイコロ型だったりではなかったので
落ち着いてゆっくり疲れを癒せた。
あたし的にもうひとつポイントが高かったのは、
有線LANがきているので爆速でパソコンを接続できた点。
土曜の午前中に京都の企業と打ち合わせが入っていたので
最終確認など、Wi-Fiではもっさり接続なので有線LANは助かった。
また、テーブルが大きいので書類やパソコンを置いても余るほどだったし
椅子もひとり使用だったので片方の椅子はオットマンにできた。
ビジネスならぜったいに便利。
実際にこのホテルのフリーエリアでMTGしているビジネスマンたちを
2組見かけたくらい。
その夜は寒い中を二条城に遊んだ。
以前と異なり、かなり規制の効いた入場になっていて、
感染関連のアプリをダウンロードしなければ入場できず
なおかつ、グループごとの移動などかなりコロナを意識したものになっていて
そういったルールに則ればいいだけなのだけど
中では意外と丁々発止な場面も見受けられたりしていた。
みんなが楽しんでいるのだから、イライラして他人に当たり散らしてはいけないよ、
されたほうだけじゃなく、その場に居合わせてしまった人たちまで嫌な気分になるというもの。
グループにひとつ渡されるLEDの提灯は薄暮から闇に向かって
妖しげな美しいあかりをもたらす。
二条城の庭園の樹木にはプロジェクションマッピングで
城の一年が映し出されていた。
スタンドに提灯を置くとそばの樹がライトアップされる仕掛け。
最後のエリアには参加者のメッセージが映し出される。
京都のもうひとつの楽しみ方ができてとても楽しかったのだけど
とにかくその夜は猛烈に寒く、ダウンコートにマフラーといういでたちの方や
トモダチたちは手袋に使い捨てカイロを持参していたほどだった。
ばんごはんは適当にホテルの近くでさくっと取り
それぞれが早々とベッドにもぐりこんだ。
明けて土曜日はみな別々に予定があり、
チェックインのホテルに現地集合ということになっていた。
京都に行くのだと漏らしたら会おうよと言ってくれた
会社を経営しているトモダチに会いに向かった。
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クラッカーにクリームチーズ
土曜のお昼少しまえ、
妙にダルおもで、
食欲がまったくなかった。
せいぜいが、熱いほうじ茶をふたくちみくち飲んだ程度。
それでも常用薬を飲まねばならなかったので
ぐるりと台所を見回すと
いつもおいてある小腹対応の小麦胚芽のクラッカーが目に入った。
そういえば、と冷蔵庫を開けてクリームチーズの残りを取り出し
室温で少し柔らかくなるのを待って
Parisで買い求めたお気に入りのバターナイフでクラッカーに塗り、口に入れた。
いちにまいで満足だろうと思ったらいかんせん、
ひとふくろ(といってもちいさく薄いのが8枚)ぺろりと食べてしまった。
いつもの薬を無事に飲み終えた。
午下がり、買ったばかりの本をDLして読んだ。
『鳥獣戯画展』に行ってからこっち、
動物がモチーフの日本の古典を読みたくなったからだった。
4月17日 クイーンの日
2021年4月17日、クイーン沼界隈は大賑わいだった。
1975年、QUEENが初来日を果たした4月17日が
「クイーンの日として認定されました」
そこで、降り立った羽田空港第3旅客ターミナル4Fにあるエリアで
記念の初回イベントが開催されたのが2015年だった。
全席自由席、いちおうチケットに購入順のナンバリングがされていて、
ひとけた台だったあたしは最前列に座ったが
当時すでに熱狂的なファンと思しき方々が大勢いたので
なんだか居住まいがよろしくなく落ち着かなかった。
それでもその時のステージは最高に盛り上がり、
コピーバンド(といってはいけないのだそうだ)もとい
トリビュートバンドQUEER(クイーア)を
やや斜に眺めやりながら大いにうたったものだった。
QUEENは日本のファンによって火がついたと信じて疑わない多くのひとたちの
熱い熱い語りをイベントの合間にうなずきながら聞き、
自らもコピーバンドトリビュートバンドでボーカルをしているのだという方の
フレディへの暑苦しすぎる思いをひたすら聞いた。
その日のチケットは1975年のライブのチケットを模したものだった。
1975年来日時のチケットはとうの昔に捨ててしまったが、
そうだそうだ、こんなチケットだった、と当時を思い出した。
渋谷のプレイガイドで父が買ってきてくれたんだった。
幾星霜。
いつまでもQUEENを愛するひとたちがいて、
こういうイベントもあって、
参加できるのはありがたいなとおもった。
当時つきあっていた彼氏が迎えに来てしまったので
イベントのあとはすぐに帰ってしまったけど
もっといろんな話を聞いてみたかった。
いまは聴けないレコードを作業部屋の一角に無造作に立ててある。
いずれレコードプレイヤーを
買うか、レンタルして聴いてみるかすることにしようとおもう。
自分自身は熱狂的ではないとおもうけど
1975年、幼かったころから聴き続けていた彼らの音楽を
今日はいちにちじゅう聴いている。
このUSB,めちゃくちゃずっしり重い。
まほろば古墳旅 2/2
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いよいよ、今回、飛鳥地方を訪れたいと思うに至った石舞台古墳へむかう。
古墳時代後期の古墳としてはカタチがそのまま残る
徹底的に悪政を敷いて人々に嫌われていたために
死後、墓を暴かれて石舞台と呼ばれるようになったとの由。
イギリスのストーンヘンジは縦方向、石舞台を始めとする日本の古墳は横方向が多い。
どちらも見るものを圧倒する点ではおなじなのでここでもまた古代の人々の知恵と作業に敬意を表したい。
巨大な両袖式の横穴式石室。
外の光をやわらかく遮りながら、玄室内部は穏やかな風がそよいでいた。
左の画像は、下のGoogleマップの画像のあたりから撮影したもの。
こうしてみると、現地に行かなくてもGoogleMapで雰囲気はつかめちゃうんだってことに驚きながらもうれしい。
濃いピンクの山桜が満開なので、花とピンク好きにはテンションが上がる。
石舞台古墳には観光客がいなかったわけではなく、
平日だったせいかたいへん少なくて、ヒトサマを避けて撮影したわけでもない。
こんなにきもちのいい場所に葬られるご本人はさぞかし気分がいいだろうと思う。
中学以来の訪問だったが、玄室がこんなに広く大きくきもちがいいとはおもわなかった。
少なくともある程度の興味と知識がないと記憶に残るものは儚すぎるものなのだな。
花が咲きうぐいすが鳴き澄んで軽い空気を胸いっぱいに吸い込んで
古代のヒトビトに思いを馳せる。
そこからさらに高松塚古墳を目指す。
ここの「高松塚古墳絵画館」という場所が超絶わかりにくく、
国営飛鳥歴史公園 を目指していくのがいい。
ここの駐車場に車を停めて、高松塚絵画館まで20分少々歩いていくのがいちばんの早道だけど
「私道に私的駐車場を作っている方もいます」(高松塚絵画館の受付さん)
とのことだったので炎天下を歩くのが厳しい場合はその駐車場を利用するのも手。
ここかな
再現された絵画なのと全体像の把握がやや難解なのとで
満足度はあんまり高くなかったのが残念。
そこからキトラ古墳へ移動。
こちらは新しい展示方式と建物だし、知りたいことがきちんとわかるように
展示されているのとで満足度が高かった。
研究が進むと、これからもっと充実していきそうな予感。
道を渡った場所にあるキトラ古墳そのものがこちら。
実際に古墳そのものが目の前にあると、規模の大小はともかく、
遠い過去の歴史に自分が入り込んでいるような気分になれる。
どんな気持ちでここを作ったんだろうとか
何を目指した(なにを望んだ)のだろうとか考える。
キトラ古墳をあとに、100名城のスタンプをもらいに行ったのが
高取町の「夢創館」
小ぢんまりしたお店の中は高取城や高取町の情報で溢れながらも
近隣の方がアイスを買い求めに来るなど、
地域に根差したお店は好ましかった。
お次は橿原神宮。
お詣りと御朱印を目的として向かう。
この長い参道をご本殿へ向かった。
ゴージャスな御朱印帳はさすが金沢もの。
まほろば古墳旅 1/2
新種のコロナウィルスが猛威を奮う中、ひっそり回ってきた古墳。
ずっと楽しみにしていたのに新型コロナの新種がはやり始めた日にゃ
いったいぜんたいどうしてくれよう・・・ほんとにひっそり出かけて行った。
6時台の新幹線で京都に入り、そこから近鉄線で橿原神宮前駅へ向かった。
わけあって大きめスーツケースを転がしていたので画像はほぼ、なし。
橿原神宮前駅に到着後、予約してあったレンタカー会社のお迎えの車に乗り込む。
予定よりかなり早めの到着だったけど、快く迎えに来てくれていた。
そこで一発目のトラブルが発覚。
なんと、ドライバーの予定だったあたしのお財布に運転免許証が入っていない!
どれだけ探しても入っていない。同行のMさんが見る見る青ざめて行くのを
「だいじょぶだよ、ちゃんとナビするから」
方向違いのフォローでなんとか。
自分の車を持っていたMさん、昨年手放したのは
「3週間ぶりに乗ったらすぐにぶつけて、これで今年5回目なんだ」
よくぶつけるという話は聞いていたがそれほどとは思わず、
レンタカーを借りるときはたいがいあたしがドライバーだったのだ。
それでも人生はなんとでもなる。Mさんはその日さいごまで頑張り切ったのだ。
さて、橿原を出発した我々はまず
国宝「十一面観音立像」で有名な聖林寺
を目指す。
事前にマップで見ていたがほとんどストレスなくたどり着ける距離と場所なので
Mさんも落ち着いていた。
入り口で拝観料と駐車場料金を支払い、御朱印2種類分をお願いして
本堂脇から観音立像を拝しにこの階段を上る。
中は撮影できないため、扉の外でMさんを記念撮影。
この扉の向こうに観音立像がおわすわけですが、
なんともシンプルで静かで落ち着いた空間が広がっておりまして
仏像はこうして身近にあってゆっくり手を合わせるものだなと思った次第。
立体的で雰囲気がたいへんよく表現されている観音様、
ここでもお詣りされている方々あり。
「写真撮影可」と書かれていて安心の1ショット。
地形のせいか地の力のせいかよくわからないけれど
不思議なエネルギーと温かい思いが伝わってくる穏やかで居心地のいい聖林寺。
ゆっくりその空気感を味わって
次は飛鳥寺を目指した。
今年は「聖徳太子1400回忌法要」の年とあって、
飛鳥地方ではほとんどの寺社で普段は見られない秘宝秘仏が開帳されており、
日本最古の大仏様のご尊顔を拝す
2へ続く(予定)
さて、今回の旅のルートをマイマップにしてみた。
初めて作ってみたマップなのでまだまだ改修の余地ありゆえ
ゆるくざっくりご覧いただきたく・・・
古墳はロマンを掻き立ててくれておもしろ楽しい。
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