ヨーロッパ(のどこか)から帰国するとき
この一冊に深く頷いたフレーズがある。
「最終日は豪華なホテルに泊まりたい」
というくだり。
然り
豪華じゃなくてもいいけど
ストレスのないロケーションで
清潔度に問題のないホテルを利用して
のちのち旅を振り返ったときに
「ああ、ほんとうにいい旅をした」
と思いたいもの。
※ツアーでなく個人手配の旅行
個人で訪ねたモナコで外観だけ撮影した、
シャルル・ガルニエ設計の
「カジノ・ド・モンテカルロ」
スーパーカーと呼ばれる車(車種はわからない)が近くの路上にあちこち停まっていてそりゃもうびっくり仰天だった
往路のフライトは慎重に体力温存を心がけるとか、
到着日は欲張って無理をしないなど
ほかにも「そのとおり!」と頷く点が多い。
あたしの場合、最終日はたいていの場合空港へたどり着ければ
それでもう帰国できたも同然な気持ちになるので、
肩の力が抜けて
チェックアウトして、空港へ向かう時間まで
まるごとまるもうけ的位置づけになる。
旅が終わる寂しさと帰国する嬉しさとが相まって
どちらかというと後者のほうが大きい。
昨年マドリードから帰国したときは
前日ポルトからのフライトのあと、
そのまま空港内のホテルに宿泊していたので帰国日は
ホテルのチェックアウト=フライトのチェックイン
のような感じでまったくストレスがなかった。
前日は気持ちもカラダも身軽になって
プラド美術館やソフィア王妃芸術センターで
のんびり気持ちよく思う存分鑑賞でき、
あまつさえ、お目当ての絵の場所を尋ねたらキュレーターのおっちゃんが
いっしょにいってあげるよ(にこにこ)
ご機嫌で案内してくれたりした。
よほど彼がご機嫌だったのかあたしがお気楽に見えたのか
道中あれこれおしゃべりもした。
閑話休題。
フランスからの帰国時はたいてい
アパルトマンを引き払ったあとは荷物をそのまま空港への移動時刻まで置かせてもらうか、
近くて移動の負担が小さければJCBプラザ ラウンジ・パリさんに預かってもらうが
とにかく身軽になって、いちばんやりたかったことをしたり
解放感に満ちてしあわせな気分を満喫。
トモダチや自分へのお土産は前日までに買い込んでパッキングも済んでいるのでとにかく身軽。そして気楽。
いや、身軽で気軽なのは最終日だけじゃないけど、
最終日のそれは格別で、長旅のご褒美とすら思える。
次の海外旅行での最終日、
なにをして過ごそうか
妄想している8月16日お盆の送り火の日。
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