JAL277便で出雲へ行く
出雲へのフライトの直前、ちょうど現地には大雨警報が出され
JALのサイトには<欠航>表示が出ていたので
一緒に行く予定のともだちと前日に
あたし(以下あ)
「(飛行機は)飛ぶのかねえ」
ともだち(以下と)
「飛ばして!」
あ
「わかった飛ばす」
と
「うわーい!」
というようなコントをやらかしたおかげで(違)
無事、定刻通り
出雲縁結び空港に到着。
羽田を離陸する際には分厚い雨雲に阻まれて、
ぐんぐん急上昇を続けた機体は雨雲を通過して
目が覚めるような青空を見せてくれた。
ここからしばらくは快適なフライトで、
JALのCAさんたちとちょっとおしゃべりしてみたり
ともだちとどこで何を食べようか、
今日会う予定の松江のともだちとのことなど
マスク越しにぼそぼそ。
到着地は雨。
今回は3日間、レンタカーを借りることにしてあるので
とりあえずは雨にたたられてびしょぬれになる心配は、なし。
そしてこのレンタカーがこの旅では大活躍だったのだ。
空港からは連絡バスで出雲市駅へ向かい、降りてすぐのホテルに荷物を預け
妙に対応が丁寧なニコニコレンタカー出雲市駅南店で
ふたり(あとでさんにん)で乗るにはぜいたくすぎるほど広い軽を借り出す。
最終日は機内に持ち込みできないサイズのスーツケースをふたつ載せても
座席に余裕があるほどで、今回は本当に救われた。
まずは今回メインの出雲大社へ。
レンタカーに標準装備のナビに従って向かっていくんだけど、
どうもグーグルマップで予習したルートと違う。
助手席のともだちと顔を見合わせつつ進んでいったら
こちら方向から出雲大社方面へ向かわせられているようだった
立ち寄ろうと思っていたスポットだからよかったんだけど、
なんでこっち方面へ誘導するんだろ??
できればこちらとしては大鳥居側から神門通りを通りたかったのだけど
やり直すものナニなのでそのまま出雲大社近くの駐車場へ停めて
出雲大社 勢溜の大鳥居をくぐったのだった。
雨足が緩やかで、このまま上がってくれたらね、なんてのんきな会話をしていたら
どしゃぶり。
雨がひどいし、平日ということもあって
訪れる方はたいへん少なめ。
さっと神門通りを振り返ると
この暗さ・・・
気を取り直して、出雲大社の鳥居をくぐる。
長い参道を下り、
銅の鳥居をくぐります。
本殿裏にある素鵞社を背にして本殿を臨む
素鵞社には稲佐の浜から持参したお砂をお納めして
代わりのお砂をいただき自宅周りにおくと良いのだとか。
真裏のこのスポットは神様の臨在を感じられる御山に直接触れられる数少ない場所とのこと、
雨に洗われて美しい姿を見せてくれていた。
だんだん強くなる雨足をものともせず、
(出雲大社では自社で販売された御朱印帳にだけ直接書いていただける)
さて、次に。
ところがここで思わぬトラブルに見舞われて
しばらく身動き取れなくなったのでした。
理由は(ネット情報によれば)
「毒出し」「浄化」
というワードが並び、あまつさえ
「お詣りの仕方が悪かった」だの
「神社はお礼をするところでお願いをするところではない」だの
ネガティブなコメントもありで
あたしはそんなに不浄の身の上なのか、
敬虔な精神を持ち得ていないのか
こもった(こもらざるを得なかった)トイレの中で
スマホの画面を眺めていたのでありました。
徐々に復調していたのがここですっかり回復。
さっきのアレはいったいなんだったのか、不思議でござる。
迫力のある大注連縄、見上げるだに荘厳壮麗で見る者の魂にぐっと近づいてくる。
ぐるりと出雲大社を堪能したあとは
再会を目指して松江の友達に会いに車を走らせるのでありました。
ちょっと格上ってかんじがする。
あくまでも、かんじ。