ひとり旅愛好家、旅をする

旅をメインに美しいモノコトヒト、そして美しい言葉を美しく

生落花生を塩ゆでするということ

生落花生にはお目にかかったことがない。

 

いや、目にしたことはいつかどこかであったのかもしれないが

それが

「生」

であることを認識する前に通り過ぎていたはずだ。

 

しかし今年は違う。

あたしは生の落花生を圧力鍋で塩ゆでするという初体験をしたのだ。

 

 

出会いは福岡のホテルだった。

正しくは「ホテルの送迎車の中で出会った」のだった。

背筋がきりりと伸びた立ち姿と凛とした表情がすてきな女性だった。

送迎車を待つあいだ、ホテルから指定されたエリアの近くで

人待ち顔をしている何人かをみかけたが

その女性はすっきりした表情でまっすぐ前を向いていて

気持ちよく美しい人間に映った。

ホテルの名を冠した送迎車が到着し、彼女が乗り込んだあとからあたしも乗り込んだ。

つと、話しかけてみたくなり

「どちらからですか」

鹿児島です、と言う。

おーかごしま!あたしのだいすきなかごしま※

※理由はいずれ詳述してみたい

 

ホテルまでのほんの数分のあいだ、彼女と妙に気が合うことを感じていた。

フロントで鍵を受け取り、部屋に上がるほんの一瞬に

「ばんごはんたべる?」

ような話の展開になった。

そしてその夜は遅くまで話に花が咲いた。

以来、会ったのはそのときだけなのに

LINEのやりとりがつづき、

さまざまなアイテムを送り合っている中で

彼女から生の落花生が送られてきたのだ。

おなべで50分ぐつぐつゆでてと言われたんだけど

つい圧力鍋で茹でた生の落花生。

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おもりがまわりだしてすぐに火を止めて

しゅーが消えるまで放置。

頂いてみると絶品すぎてヤバかった。

と伝えたら追加の生落花生が送られてきた。

塩ゆでしたものを仕事の合間につまんでは

「やばいやばいとまらない」

困ったものである。 

 

 

生の落花生を塩ゆでして食べたのは生まれて初めてだし

ありとあらゆる感覚が共通なのもびっくりだ。

これも旅の醍醐味なんだろうか。

 

 Amazonにもあった

 

 

 

 

 

 

 

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