ひとり旅愛好家、旅をする

旅をメインに美しいモノコトヒト、そして美しい言葉を美しく

ドバイでぼったくりに遭ったはなし(恥)

かれこれ数年前、

当時ロンドンに住んでいた身内と

「ドバイってすごいそうじゃなーい?

いっちゃうー?」

ということになり現地集合したんだけどね。

 

さんざん遊び歩いて

ブルジュハリファのてっぺんのラウンジで

アフタヌーンティをかまし

(画像を探し中)

3日たって満足した身内はロンドンへ、

あたしはもういちにち滞在し、

ヤツがいると行けなかったゴールドスークへ向かおうと

ホテルを出た。

タクシーで向かうつもりでいたら

(あれはたぶんドアマンだと思うんだけど

違ったのかな、もどきか?)

「こちらの車をお使いください」

とドアを開けた。

それがタクシーじゃないことに気がついたのは

とっぷり夜が暮れてホテルに戻った時だったという。

 

おもえば、

ゴールドスークのとあるお店で、

「ホテルへはどうやって帰るんだ?」

聞かれたので

「朝から頼みにしているタクシーがいて電話すると来てくれる」

と答えると

「タクシーに乗るまでついていく」

と言う。

え?

だってあなたは店員さんで、さっきドバイの王族の女性を紹介してくれて

彼女と気が合ったあたしは連絡先も交換してハグして別れたんだけど

それを喜んでくれていたよね?

それでさらに送ってくれちゃうの?

 

タクシー(と思い込んでいた)の運転手と

ゴールドスークのお店の男性はちょっと距離を置いて

ナニゴトか話していたのをあたしは少し離れたところで見ていた。

「ホテルに到着したら連絡してほしい」

お店の男性はショップカードに自分の名前を書き、

たぶんケータイの番号を書いたものをあたしにくれた。

すごいな、ゴールドスークのショップ店員さん、

親切すぎるわ。

でもあとになってわかった、

親切ではなく心配してくれていたんだ。

 

車に乗り込み、ホテルのゲート前についたとき、

ドアマンから離れたところで車が止まった。

 

「いくらもってる?」

は?

 

「今日はいちにちあんたのせいでめちゃくちゃだった」

的なことを運転手が言い出し、

有無を言わせぬ圧力をかけてきた。

「ゴールドスークでもたくさん買い物したんだろう。

今日の分はたっぷり支払ってもらう」

 

あたしの中で怒りが爆発した。

どこの国に行っても正々堂々と(無駄に)闘ってきた闘志が

ふつふつとわいてきた。

「あたしをおろしなさい」

しかしドアは開かなかった。

こういう場合押し問答になるのは目に見えている。

 

あ「いくらほしいの」

運「1000ドルだ。」

あ「そんなにもってない、さっき使い果たしたから」←ややウソ

運「クレジットカードで払ってくれてもいい」

あ「あぶないから持ち歩いていない」←ウソ

運「現金はいくら持っているんだ」

 

あたしは手持ちの(サブの)財布を広げて見せた。

そこには万が一と思って両替してあった

日本円にして4000円程度のディルハムが入っていた。

「これがぜんぶだ」←正直者

 

運転手はそれを乱暴につかむとドアを開けた。

腹立ちと恐怖で頭がぐるんぐるんになりながら

ホテルに戻り、フロントにこの件について訴えた。

テルマンはわかっていたのか、

警察に電話をかけ、そこで待つようにと言う。

 

怒ったもん負けなんだということはわかってるんだけど

前日身内といちにちタクシーをチャーターしても1500円もかからなかったことと

このあたしが騙された(ぼったくられた)ことに煮立っていた。

 

ポリスは簡単に聴取すると

「申し訳なかった、あなたの旅がこれから災難に遭わないことを祈る」

といって帰って行った。

それだけかぃムキーッDASH!DASH!DASH!

 

ドバイで宿泊したホテルを晒そうと思ったが

さすがにそれはホテルの名誉のためにやめておきたいとおもう。

でも、星星星星星の誰もが知っているホテルだった。

タクシーメータがついているか、

乗車したら必ず確認を。

これからドバイへ行かれる方がタクシーもどきに

ぼったくられませんように ジーザスジーザスジーザス

※この話をするとたぶん身内が沸騰するので

いまでもナイショです

 

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金ぴかの車を見よ。

しかもナンバーは「1」

王族の車と言うことらしい。

王族も路駐しちゃうんだねドバイ。

 

 

 

 

 

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