美術館巡り1日め 倉敷
出発の羽田空港は抜けるような眩しい青空、
このまま泣かないでいてほしいお天気よと
祈る気持ちで岡山行きJAL233便に搭乗。
出発は折り返し便の遅れで10分のディレイ。
たかが10分、ランカウイの5時間を思えばなんてことない
(結構執念深い)
機内アナウンスでは機長もCAさんも10分の遅れを平謝り。
いえいえ、直近5時間のディレイを経験してますからぁ~
英語アナウンスはなかったけど
ブリティッシュエアウェイズとの共同運航とのこと、
岡山はイギリスをお手本にした建物が多いことから、
イングリッシュに人気なんだろかとふと考えたりした。
さて、飛行機を降りたらそこからまっすぐ
倉敷へ向かう。
小腹が空いていたので空港でおむすびを調達して移動した。
腹が減ってはイクサはできぬ、
集中力判断力記憶力にも空腹は大敵だ。
今夜の宿泊は
倉敷アイビースクエア
【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!
旅行サイトでいつも見かけていて、
いちど泊まってみたいと思っていたホテル。
明治の西洋文化に傾倒していた雰囲気に満ちた
かつての倉敷紡績跡で、アイビー(蔦)が壁にびっしり。
客室へ向かう通路からエントランス方向、
ちょっとイングリッシュなムード漂う西洋建築。
古き良き時代の美しい建物にため息つく。
(無類の建物好き)
チェックインしたあと、
さっそく美観地区へ足を延ばす。
歩いてほんの数分で美観地区の中心を流れる川
寒さで凍り付いている倉敷川を渡る。
今回の目的のひとつは大原美術館だったので
素直にさくっと入場してみた。
「大原美術館の敷地に吹く風が深い愛情を湛えて
足を運ぶ人を包むようだよ」
いまや時代の寵児と言われる、とある画家が言っていた。
ずっと胸の奥に眠っていたが、足を踏み入れてみて
生粋の素人なあたしでも、吹く風をわずかに感じることが
できていたような気がしなくもない(よくわからないが)
気温がマイナスで東京よりずっと寒い。
みなさんの着こみ方がハンパない、
あたしもシャツ3枚+セーター+ダウンコートといういで立ちで
それでも屋外では暑くなかった。
音声ガイダンスをお借りして、順番に鑑賞していくのだけど
これは気になるという作品があってもガイダンスがない、
勉強不足はもったいなかった。
ご参考までに、
大原美術館の音声ガイドで解説されている作品のリストはこちら。
分館の作品も解説してくれたら、
よりもっと立体感のある鑑賞ができたような気がする。
でも、作品と鑑賞者の距離が近いのは好ましかった。
倉敷初日の夜が更けていく。