せとうち美術館ネットワークを歩く6・直島岡山そして倉敷の夜
(下書きのまま残っていた記事なので完結させたいとおもいます)
2020年10月。
せとうち美術館ネットワーク も 訪ね歩く旅。
もちろん、美術館ばかりじゃないんだけど
美術館博物館めぐりばかりしているような気がしなくもない。
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金比羅さん参拝翌日の朝8時、3日めが始まった。
前日夜に露天の薔薇風呂に長くつかって疲れを癒したおかげで
肉体疲労はほぼゼロ。さすが温泉の効果たるや。
早朝にさらにひと風呂浴び、
せっかくの豪華な朝食を急いで頂いて直島へ向け、
小雨模様で空はまだ暗いなかレンタカーで出発。
直島へのフェリーに乗る予定の宇野港へ向かう途中、
瀬戸大橋のPAのなかでもひときわ瀬戸内海の景色が美しく見えるという与島PAに立ち寄った。
晴れていれば噂に違わず見事な景色を堪能できたに違いない。
ここは意外に人出が多く、結構広めにあるショップエリアではGOTOトラベルの共通クーポンを使っている方を多くおみかけ。
ご家族連れもグループもひとり旅もまんべんなく。
四国と本州をつなぐ瀬戸大橋の威容は雨の中でも充分に感じられたし、
ここにこのような橋を架けようとした方々の熱意と努力には尊敬の念しかない。
晴れオンナだと言い張っていた同行者は口数少なく
あたしも静かにハンドルを握るだけw
ヘタなことをうかつに口走ってはいけないことを学ぶ。
晴れていれば絶景だったに違いない与島を出て
児島ICで高速を降り宇野港へ向かう予定だったのだが
「この周辺は渋滞しています」というナビを信じたがために
とんでもない山道を延々走らされることに(笑)
信号がなく、歩道もない狭隘な山道もアドベンチャーでキライじゃないけど、好き好んでは走りたくないな。
ようやく幹線道路に出てきたときには心底ほっとした。
宇野港に到着したころには雨足が強く、寒くなり始めていて
荷物からレインコートと折り畳み傘を出した。
直島が三度めのあたしはともかく、初めての同行者は残念だったろう。
帰りしな、ぽつりと
「こんなことなら直島をやめて金比羅さんから道後温泉に行けばよかったね」
天候のよしあしでルートを変更できる駆動力があればこそ、という
経験値を得たきぶんになる(遅)
直島、雨で残念だったので画像はなし。
(ほんとはあるけどTHETAで撮影したもので、
さいきんTHETAは個人情報満載の画像を仲間内だけで共有できなくなり、一般にフルオープンするスペックに変更したため、7月以来はアップするのをやめている)
こうなったら岡山の美術館をのんびり回ろうということにして
予定を早め15時過ぎにフェリーに乗船した。
美術館の閉館時間は軒並み1630ころ。
きもち急ぎ気味で移動する。
あるようでない計画性。
なんとかなるだろう、なんともならなければそれはそのときだ、
というお気楽さが同行者と一致しているのでその点はらくちんだった。
久しぶりの岡山なので
時間が許せば岡山城や後楽園も楽しみたい。
それは翌日の午後に回して、回った美術館は以下の通り
楽しみにしていた岡山県立博物館はこのご時世とあって臨時休館。
小雨が降って肌寒かったが、スタンプを押したもらえたし
美術館内をのんびり散策できて心はとても充実していた。
レンタカーを岡山駅近くで返車して、JRで倉敷へ向かう。
今夜は倉敷の大原美術館そばのホテルを予約してあった。
チェックインを済ませて美観地区を散策しながら
手ごろなお店で夕食を済ませ、ちいさなお店が立ち並ぶ本通をぶらつくのも楽しい。
なにかほしいものはないか、とアバウトに訊ねられても返答に困るが
店先で、これは欲しくないか、と言われたら
「欲しい」
言いそうなアイテムがいくつもみつかった。
そうやってお買い物の真似事をしながら
倉敷の夜は更けていく。
ひとさまのおかおでいろいろわかるという
わらっちゃうほど面白かった本