きっとルルドでも祈っていると
数年前のフランス・ルルドでのいちまい
マリア様の御像があるこのあたりから
三々五々始まる夜のキャンドルサービス
きっと今日も、
もちろん昨日だって
当然明日も
神父様もブラザーもシスターも
新型コロナウィルスの早期収束をたくさん祈ってくれているはずだ。
ロザリオやおメダイを持っていたら、
通りかかる神父様に
シルブプレ
といって差し出すと
手のひらをかざし、祈りを唱えてくれる。
(祝福とか祝別という)
タダのモノではなくなり、
神様のご加護がありますように、という
神父様の手のひらを通したふわっとしたなにものかが
そこに与えられるような
日々のお祈りをしっかりしたくなるような強さがある。
ルルドに足を運ぶたび、
多くの知人友人に泉の水やメダイやロザリオを持ち帰る。
ルルドでは多くの神父様が歩いているので
(スカプラリオという首からかけるのをつけていたり
神父様の法衣をお召しなのでわかる)
そのひとつづつを祝別してもらうんだけど
だれも嫌な顔ひとつしない。
最後にお礼を伝えると
「いつも神様とともに(いてください)」
と終わる。
愛徳姉妹会のシスターにいただいたおメダイや
差し上げるつもりで持ち歩いているもの、
笑顔のかわいいフランシスコ教皇のおメダイはバチカンで手に入れたもの。
どれも実利で、ご希望とあらば差し上げるの可能。
んなこたともかく。
いまもきっと沈黙のうちに祈ってくれているだろう多くの方を思うと
いまの自分にできることをきちんとやろうとおもうべたなあたしなのであった。
お父様を2.26事件で喪ったシスター渡辺和子を
数理物理学者である保江邦夫博士が描いた一冊。