アンダルシア2019年5月・その6 グラナダ2日めアルハンブラ宮殿その2
グラナダ2日め。
午前8時過ぎからアルハンブラ宮殿をあちこち見て回り
アルハンブラ宮殿のランドマークのような
ライオンたちを発見。
「ライオン宮」の「ライオンの中庭」
ほかの方のブログや観光のサイトで観たときよりあたしはずっと好ましかった。
ライオンの顔が獰猛でなく、
まるでゴールデンレトリバーのような優しさを湛えていたからだ。
ライオンたちを拡大してみるとよくわかる。
ほい。
造営時はくちから水が流れるようになっていたのか、
ぐるりに溝が彫られ、流れるようになっているし
ライオンの口元をよく見ると
マーライオンもどき(ぇ)
2017年6月のマーライオン御姿
ここは足早に通り過ぎる人が多い。もったいない。
あちこちにあるちいさな部屋を訪ねると
用途はわからないものの、
大理石の水盤にたたえられた美しい水面に心を奪われる。
そのまま見上げる先は真昼の星空を模したかのような
輝くファサード
実はここがアルハンブラ宮殿でのあたしのMy best spot。
拡大してみると、ちいさなちいさなタイル状の大理石が
丁寧に埋め込まれているのがわかる。
こういう技を持つ職人さんたちの技術や当時に思いを馳せると
ニンゲンはたゆまず努力を惜しまなかったのだとおもえて感動する。
別行動していたマダムTと合流してぱちり。
逆光でも見て取れる美貌ぶり(羨)
内部にはそのスポットの案内板がある。
「こんなふうにたくさんのカラフルなタイルが
複雑に組み合わされて作られているのです。
ぜひ触ってみてください」
と書いてあるので遠慮なく触れてみる。
宮殿のなかもローピングされていないところは
ひんやりした大理石に触れることができるが
(超現代まで普通に一般庶民がここで暮らしていたんだから)
魂を撃ち抜かれたあのファサードに触れることはできないから
ここで思う存分触れておく。
物語の1シーンのような風景が点在。
こういうアーチ形状をこよなく愛しく感じる。
さらに
手入れの行き届いた(とおもいたい)中庭。
アンダルシア地方の気候を感じるみどり色の濃さ。
さて、そろそろ抜けていこう
ひととおりまわって屋外に出るとちょっとした休憩スペースがあり
そこを通り過ぎたところの庭園にたたえられた水。
どうやらアルハンブラ宮殿では水への憧憬が深かったようだ。
さらに進み
クランクを進み
かなり進み、ふと見るとナスル宮が遠くに。
その日の朝、タクシーを降りたポイントからほどちかいところに
ヘネラリフェへエントリーする道が続く。
緩やかにつづく坂道をここまで歩いてきたことになる。
※ヘネラリフェへ入場する際にもナスル宮のチケットが必要なので
バッグの奥深くにしまい込まないようにご注意※←経験者
ドイツからは高齢の方たちがグループで訪れていて
とても穏やかに過ぎていく。奇跡的にヒトの映りこまないいちまい。
ここにも水の庭園。
宮崎アニメに出てきそう。
そういうスポットがたくさんありすぎる。
ここでようやく別行動していたマダムTと合流して
ナスル宮を別働していたマダムKとの合流ポイントへ向かう
そこは「アルカサバ」
ナスル宮方向へふたたび下り、さらに進む。
ヘネラリフェからアルカサバまで急ぎ足・・・
「ベラの塔」へのエントリーにも
ナスル宮もしくはアルハンブラ宮殿の入場チケットが必要です、ご注意。
グラナダ市街を見下ろせ、
温かい人びとの暮らしを想像することができてしあわせな気分になれるスポット。
なぜかスムーズに合流できず、
複数で別行動することの難しさ面倒さを味わった唯一の経験になった。
アルハンブラ宮殿を短時間ですべてを網羅することは無理。
そしてとにかくよく歩くのでお水は必須。
アルカサバとナスル宮への入り口のエリアには
アイスクリームワゴンが出ていて大人気だった。
ランチタイム少し前にようやく合流し、
ここからバスで市内へ戻り、ランチすることになる。
アルカサバから外へ出たあたりに
すぐにバス停があるのでそこからバスに乗る。
どのバスも市街地を経由していくので
どれに乗っても迷うことはないらしい。
続く・・・