鳥獣戯画展とあれこれな平日。
緊急事態宣言下の東京国立博物館。
まるで戒厳令下のごときムードというか
正義警察やら咳払いひとつに吹っ飛んでいくやら
ぴりぴりした雰囲気を醸す。
入場時間帯に館外で並んでいるとうしろのおじょうさんたちが
嬉しそうにおしゃべりしているところへ
前方から高齢の男性が近づいてきて
しゃべるな！的な恫喝をしたのには驚いた。
おじょうさんたちはさほどボリューム高くなかった
（というか、前方の中高年女性たちのほうがずっと）
のに
高齢男性は彼女らを平伏させる快楽を求めたのかと心中おだやかではなかった。
ふりむいてじっと様子を見ていた。
さて、肝心の鳥獣戯画展。
すでに予定の会期は過ぎているものの、
予定外に大幅な会期変更を余儀なくされて
後期出品作品が会場のあちこちに点在していて
4月中のうちに数度訪れていたあたしは
それらを探すのに一苦労、だったが、
なんと学芸員さんたちも同様で
「僕たちも（再開初日だったので）どこのなにがどうなっているのか」
苦笑するばかり。
それでもなんとか出品作品リストから見つけ出した後期展示作品を興味深く眺めつつ
同行したトモダチと一階のラウンジで水分補給しながら
そのあとの行動予定を立てていた。
先月から始めた金森式ダイエットはひとりではどうも心許なく
そのトモダチも巻き込んでいたので
外食は影響の少ない海鮮ものにし
そのほかに不足していたチーズ数種類やナンプラー、鮭などを
御徒町の吉池で買い込んだ。
トーハクからは下り坂を降りて徒歩15分くらいの場所にある。
我が家からは徒歩でも行けない距離じゃないけど、
よほど欲しいものがあるときじゃないと足を運ばない。
それでも、先月は旬の山椒とか、
魚の流通に絶大な力を持つ吉池にたまたま入ったというサケの時しらずを買っていたので
チーズやナンプラーもたぶん吉池ならあるだろうと踏んだわけだ。
はたして予想通り、必要充分条件を満たしたアイテムは揃えられ、
遅い夕食はおのおのの自宅で取ろうとそこで散会。
それが平日だったのは、トモダチもあたしも休みが取れたから。
そろそろ自分のスケジュールは自分で決められるようになりたいよね、
ずっとフルリモートなんだもん、など聞き役に回りつつ
とうとう肩叩きに遭ったという嘆きを衝撃を持って受け止めていた。
どうするのかは神のみぞ知る。
まいにちまいあさ、
こってりのたっぷりバターと生クリーム、
MCTオイルを加えて
このミルクフォーマーでぐるぐるかき混ぜた紅茶をいただく。
おかげでいちにちじゅうまったく空腹にならず
むしろ食べることを忘れてしまいがちになるので
食事時間をタイマーで管理することにした。
以前なら、ちょっとお腹が空いた、さて、ごはん、となったものが
いまや放っておくといちにちじゅう何も食べないことになってしまって
いかんいかん、これでは痩せるはずがない、しっかり食べてサプリを飲まねば、と
意識が自分自身の肉体に向くようになった。
おかげできわめてスムーズに体重が落ち
つまびらかにはできないが、驚くほど（まさに家族が驚くほど）落ちた。
もともとの体重が豊富にある方ならまだしも
標準体重であってもするするまるで魔法のように体重が落ち、
短期間に体形が変わる方も多い。
お手本となる金森式ダイエットのアイドルさんたちのツイートやブログを読みながら
いまだからこそできることをしておこう、
そう心に誓っている2021年の6月なのでした。
そろそろワクチン、打てますかね
