あたし式の旅
親に連れられての旅に始まった旅の人生、
ここまでの旅では概ね、お気楽な旅ばかりだったようにおもう。
東南アジアやアマゾンのジャングルや秘境を分け入ったり
辺境の地で命からがら、なんてこともなく
飛行機は飛び、バスや地下鉄があり、Wi-Fiや4G5Gが飛び
コンビニやスーパーマーケットがある。
そういった国や都市を旅することがほぼ100%だから
ほうほうのていで、というくだりのある旅ブログを拝読すると
どきどきしながらも、どこか他人事と感じてしまうのは致し方なし。
また、海外生活のブログも、暮らしや文化や社会背景が異なる国を知るのに楽しくはあるし、身内も(本来は)遠い国に暮らしているので
興味がないわけではない、
でも魂の真髄にぐっと迫りくるものがない(そういうものをいつも求めている)
コロナ禍下、自由に旅ができない状況下にあって
旅について考える第一弾。
先日、同業者の中でも比較的仲のいい同年代のトモダチに
どこかへ旅行しないかと誘われ、
嬉々としたけど、
「旅人と知るや、どこからきたのかと尋ねられ
東京と答えたらきっととんでもなく嫌な顔をされる」だろうと思い
(実際がとこ、四国周遊時には出自を苦笑いで伏せるという離れ業をやってのけたわけだが)
旅はしたいし、地方の経済を回すのも大いに結構なことだが
問題は別のところにある。
「気持ちよく旅ができるかどうか」
ということだ。
無念だがその旅は断念した。
コロナ感染者数日本第一位の東京からやってきた旅人を地方の人々が快く受け入れてくれるものかどうか
自分がその立場であれば想像に難くない。
そして、そんな旅はしたくないんだ!と心の中で叫ぶ。
海外旅行もなにをかいわんやである。
気の弱いあたしに(※)そんな真似ができようか←二重否定構文
うしろめたさなく、思う存分歩き回れる旅ができる、
そんな日をおとなしく待っていたいと思う八月の暑い夜。
青春18きっぷのこの本は巻頭に日本全図と鉄路が網羅されているので
鉄旅には必携かも。
青春18きっぷも大人の休日倶楽部パスも早く使いたい