遠いとおい・・・2019年5月の旅のおはなし
昨年のGWにセレブマダムさまたちと
スペインポルトガル旅行を始める初日のこと。
いちど軽くさわりは書いたのだけど
学生時代からの気心の合うトモダチ、というわけでもない
旅友グループで知り合い、希望の目的地が一致した三人組の
旅の始まりだった。
幸いなことにフライトのアライアンスはワンワールドで一致していたので
12月にフライトチケットを予約するときにはJAL最優先で検索していたんだけど
不幸なことに、JALはスペインへの直行便を持っていないので
イベリア航空か、どこかでトランジットするフライトを選ばなければならなかった。
不幸はさらに重なり、すでに直行便は満席になっていた
violetmacaronrose.hatenablog.com
出発日の朝、成田空港のフィンエアーのチェックインアイランド付近で待ち合わせ。
マダムKとは相当早い時間に合流できたのだが、
マダムLがなかなかやってこない。
それでもまだ気持ちに余裕があったのはすでに座席が決まっていて、
ロングフライトの不安はさほど感じずに済みそうだったから。
ワンワールドでフライトを繰り返してきたご褒美ね、なんて軽口をたたいていたんだけど。
なかなかやってこないマダムLに業を煮やしたマダムKが
「電話してどこにいるか確認して：(」
はいはい。
ところがまだまだ遠いエリアにいた彼女。
フィンエアーはチェックインカウンターが開いて
長い行列が動き始めている。
「先に並びましょ、といってもビジネスクラスのチェックインは
ガラガラだからすぐに終わっちゃうわねぇ」
せっかち傾向のマダムK、
マイペースなマダムL、ただし言いたいことははっきり言うタイプ。
なんにも考えていないあたし。
結果として
この旅のあいだは無事にまんまるくまとまっていられたのが幸いだった。
マダムLが到着して
「どこにいるの？チェックインの行列に並んでるけど、ふたりはどこ？」
えっ？
まわりを見回すが見当たらず、マダムKは腕組みして難しい表情だ。
ワンワールドの上級会員はビジネスクラスのチェックインカウンターでチェックインですよ？
我々はローピングされている手前にいますよ？
「あらやだ」
やれやれ。
無事に航空券を受け取り、保安検査場のファストトラックを抜け
出国審査も終えて、あたしは「ラウンジに行っちゃいますけど」
どうしますか？免税品をご覧になるならどうぞ、と告げると
両マダムもラウンジへ行くという。
「ちょっと待って」
ムスメに頼まれているブランドのルージュを買わなくちゃいけないの、
できれば付き合ってくれる？
マダムLは悠々としたものだ。
「それは現地で買いなよ、そのほうがいいって」
マダムKがきりっと告げる。
「そぉぉ？じゃあそうするわ・・・」
どちらでもかまわない、なんでもいい（いい意味で）あたしは
そんなおふたりを眺めつつ、ラウンジへ。
（そこでのあれこれはご興味があれば引用記事をごらんください）
シートは緊急脱出口前の足元の広いところで、
快適なフライトだったので
のんびりタブレットに入れてきた書籍を読んだり
動画を見たりうとうとしたり。
さて、すっきりしに入った洗面所でとんでもないことが起こった。
やってきていたのである、アイツが！
日数的にはまだまだのはずだったのにいったいぜんたいどうしたことだ！
たまたまブロックの担当だったのが日本人のCAさんだったので
事情を話して3日分くらいのアレをもらった。
「どうしたの？まさかきたの？」
うん、そーなの、やだやだ
「まだ来るんだね、あたしはもうとっくにさよならしたわ」
そおお？（まだお若いのに・・・ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ）
「まわりはオジサンばかりだしそんな気分にもぜんぜんならないもの」
そんな気分・・・？
ってなんだ？
でも思い返してみると、
旅行に出る前の半月くらいは前倒しで仕事をしていたし
現場はムンムンな青年たちがひしめいていたので
どこかでフェロモンを受けてしまった？？そして・・・？？
「若いわねえ、まだまだじゃないの。
まだコドモ産めるわよ」
・・・・・・、・・・・・、・・・・・。
（↑お察しください）
旅は始まったばかり、
そして目的地はまだまだ
遠いとおい・・・
なんてことをふと思い出したので書いてみたよ
また行きたいな、スペイン。
楽しすぎたスペイン旅行
