【番外編】毛ガニ
このサイトではチーズやロールケーキなど
なんど買い物したかわからないのだけど
今日は昨日の午後届いてきたこれでランチとシャレこんだ。
じゃん。
毛ガニは北海道在住時に最寄のスーパーマーケットで
パック詰めされてふつうに売られていたのを
ときどき買って食べていたので馴染み深いし
タラバや松葉ガニよりも好きなので
ランチにするのは楽しみだった。
足を身から外して、
はかまを殻から外してどっさり入っているミソに舌鼓を打ちつつ
とことんまで時々指先を刺しながら頂いた。
コツは足に切れ目を入れることだけど
ハサミじゃなくて包丁を使ったほうがいいと
北海道の魚屋さんに教えてもらって以来正しく実践中。
外した身は酢味噌に和えてもいいし
マヨネーズでサラダにしてもいい。
でも今回はそのままぱくぱく食べた。
ちょうどいい塩加減で実においしかった。
毛ガニは高級品で滅多に口には入らないが
こういうご時世でSOSの意味もあるから
ひとりひとつずつ堪能するには絶好の機会。
亡き母は金沢の出で、カニを食べるのがうまく、素早かった。
どこへ行ってもさくっと上品にカニをむき、
ものすごいスピードで食べていた。
小学生のとき、そのあまりの早さに
「おかーさんっ!だめだよ!もっとゆっくり食べてよっ!」
言ったことがある。
これはのちのち一族でお笑い種になるのだが
それほど彼女のスピードは速かったということだ。
同居の身内にそんな話をしながら毛ガニを食べた。
母が生きていたらこの時代をどう感じただろうか。
気位の高い津田出身の彼女なら
冗談じゃないわよ、あたしはイヤよ、食べたいものは食べるわ。
きっとそう言ったんじゃないかと思ったら
くすっと笑えた。
ApplePencilをじょうずにつかえるようになりたい。