2020年初チャレンジのとある旅。たび?!
ことし初めて体験することがいくつかある。
このトシになっても
というより、時代の流れは予想外な展開を見せる。
はるか斜め上を行っているというのが正直なところで、
いつまでも
「初」だの「あたらしいこと」だのが待っている人生、
なんて楽しいんだろか。
さて、新年早々の「初チャレンジ」は
「バレエのコンクールにエントリーするファミリーの
バレエをしておらずコンクールのあいだ手に余すお子を預かる」
ことである。
そのファミリーは身内なので嫌々ってことじゃなく
おぉ、連れてきなさいつれてきなさい、よろこんで構ってやろう。
という展開。
ボンズはあたしのことをこよなく尊敬しているらしく
いつもキラキラの瞳でアコガレ感丸出しにしてくれるそのボンズ、
以前はスカイツリーに連れて行きさんざん欲しいものを買ってやり
食べたいというので回転寿司に連れて行き
連れ帰ってゲーム三昧、しかも真剣勝負。
けして手を抜かず真剣勝負をするので負けが続いたボンズは泣いた。
容赦なく真剣勝負を続けた結果、ひとばんじゅうゲームを続けることになったものだった。
何時に寝ろとか風呂に入れなんてことを口にすることなく
へとへとになるまで戦い抜いたボンズは翌日昼まで眠っていた。
「どうしたらそんなに真剣にコドモと向き合えるのか」
以前、同業者のOさんに尋ねられたのだが、
寧ろ、なぜ真剣に向き合えないのか不思議だ。
いつもいっしょにいるわけじゃないんだから
貴重な人生の１シーンを共有する楽しさを味わえばいいじゃないか。
そして今年はお正月、お年玉狙いでボンズはまた預けられるのだ、
よしよし。
ボンズの姉妹がエントリーしているバレエコンクールも覗き見したいが
今般はボンズのために人生の貴重な時間をおすそわけしてやろう。
誰かのために自分の時間を供出する。
時は金なりとおもえばそこはひとつ、積善の徳。
ちいさな徳を積み重ねておく人生の旅。
ようやく収まったところで
あわててぽち袋を買いに行くことにする
