共用バスルーム
宿泊費の高い都市でホテルに泊まるとき、
比較的お安めの価格でシングルベッドの部屋をみつけると
おっ!いいぞ!なのだけど
「共用バスルーム」と表示されていることがある。
つまりトイレとお風呂もしくはシャワーは共同で使ってねってことだ。
もう若くないからそれは無理な相談だよ・・・
めちゃくちゃ大昔、
まだ義理の妹が大学生だったころ
ふたりで1か月間イタリアを旅してまわったことがある。
もちろんあたしも貧乏の極みだったから
ふたりでダブルベッドに寝転んで
「あたしに気を遣ってるでしょ」
お互いに言い合って笑ったものだった、とおいとおい昔ばなし。
フィレンツェからローマに入って
翌朝日本へ帰るというその夜。
その当時はネットもなかったから
テルミニ駅の観光案内所みたいなところで
宿泊先を紹介してもらったら
とある修道院がやってるホステルだったことがある。
ベッドはダブルでいいと言ったけど
バスルームは他人と共同でいいなんてひと言も言ってないぞ!
言ったところであとの祭り。
エチケットもへったくれもない使いようで
足元はびしょぬれ&得体のしれないものが落ちている
&カーテンも壁もびしょびしょ。
金輪際、「共用バスルーム」のホステルは願い下げだと思った。
まだ20代だからできた旅行だったのかもしれないな。
懐かしくて心にふんわりと輝く思い出のひとつだ。
ところで、
いまでも共用バスルームってのはそんなありさまなんだろうか。
少しはバージョンアップしたんだろうか、
正解は知る由もない。
もちろん、海外でのはなし。
マスカラだけに15分は使っていたメイク時間が
笑っちゃうほどかんたんなこちらを使うようになって
びっくりするほど楽ちん&簡単で
ぐっと短縮できたすぐれもの。
アイラインも引けるしまつげもくっつくし
(いまのところ)言うことなし。
さすがにプールでは無理だけど