冬の南イタリアは穴場 3
あこがれのアマルフィを堪能しながらお仕事もさせてもらい
翌日はとんがり屋根が世界遺産に登録された
アルベロベッロへ向かう。
車の外は雨。
ぼんやり外を眺めながら次の旅のプランをぼんやり考える。
次はGWにスペインとポルトガルを旅友さんと3人でまわることになっている。
南イタリアへ来る前に航空券だけは買い込んでおいたのは
が設定されたから。
日本に来る人の税金かと思ったら、海外へ出る日本人も納めなければならないらしい、
現政権は経済措置が厳しいな(ボソ)
3人ともワンワールドのマイラーなのでJALのHPからイベリア航空で直行便を、
と思ったらさすがアンダルシア絶好の季節のGW、
すでに往路は乗継便しか残っていなかった。
なんてことをぼんやり景色を見ながら思い出しうつらうつら眠っているうちに
世界遺産の街が見えてきた。
Belvedere Santa Luciaというスポットから下方向を撮影したもの。
治安のいいエリアなので、この画像を撮影した時間でも意外と安全に歩けたので
評判のいいこちらのイタリアンレストランへ向かう。
いろいろな種類の前菜がどっさり、しかもどれもこれも温かい(熱い)、
数人で囲んだテーブルに乗り切らないほどのディッシュと
地元の赤ワインのポット、あれこれどっさりテーブルに並び
(残念ながら画像がございません)
割り勘してみたらひとり16€(日本円換算2000円ちょっと)
という激安。
確かに並ぶはずだわ、店内は満席、我々がお店を出たときには数人が並んでいたくらい
人気のお店らしい。
ひとりで訪れている日本人もちらほらお見かけした。
翌朝はアルベロベッロの街をひとり散策。
泊まったホテルがまるで修道院付きの宿泊施設のように見えながらも
バスタブもありシャワーも潤沢に温水を出してくれたので
すっきりリフレッシュでき、長時間移動の疲労の澱もさっぱりしたので
気持ちよく散策にでかける。
トゥルッリはツタの絡まる白壁と独特の三角屋根と描かれたシンボル。
ここは世界遺産地区。
冬特有のモノクロっぽい画像になったが
トゥルッリのとんがり屋根と白い壁が続く独特の色彩が彩る絵本の1ページのような雰囲気。
暮らす人のひそやかな息遣いと穏やかな風情、静かな口調が印象的だった。
正しく雨季を迎えているが朝9時を過ぎて空は晴れてきた。
この家々にも暮らす人の物語がある。
静かでおだやかな街の朝、ゆっくり呼吸しながら確かな足取で坂道をのぼりおりする。
この街では日本人女性がお土産店を営んでいて(ようこさんとおっしゃる方)
試食しながらお買い物ができるうえ、世界遺産のおうちの屋上に上がらせてくれる。
息子さんもイケメンで流暢な日本語での会話も可能。
さて、ここからさらに内陸部へ入っていく。
雨のおかげで空気が澄み、気持ちのいい南イタリアを堪能できている。
この日のお役立ちアイテム:
身の回りの警戒度を上げなければならないひとり旅では
重く大きいデジイチよりミラーレスがちょうどいいサイズ。
レンズを替えることなくセットの標準レンズで充分広角の写真が撮れる。