ひとり旅愛好家、旅をする

旅をメインに美しいモノコトヒト、そして美しい言葉を美しく

4月、イタコさんに会いに行った ※追記あり

 飛び込み仕事で東北へ。

 

仕事には下準備と徹底した情報収集、

各方面への告知、連絡を怠らないので

これで万全と思っていたが案に相違して

天気には恵まれず、予想外の雪に降られ散々な思いをした。

仕事はうまくいった。

 

実はメインは

「イタコさんに口寄せしてもらうこと」

だった。

 

 お昼少し前の東北新幹線で北へ向かう途中、

空模様が怪しくなっていることに気がついた。

最寄り駅の八戸に到着したときは気温3度。

東京はすでに15度を超えていた時期、それでも

「こちらはとにかく寒いので防寒の準備をお願いします」

言われていたのだがちょっと高を括っていた。

背抜きのジャケットにストール、足元はヒールのサンダルで

雪のことなど何も考えていなかった。

もともと

「雪が苦手なので解けたら行きます」

と引き受けた仕事だったのだ。迂闊だった。

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(正午頃。空模様は暗く、とにかくさむかったー)

 

移動は差し回しの車だったので仕事は何とかなった。

夜の接待を断って(ちょっと行きたいところがあるので、と言い訳)

実はイタコさんのところへ行ったのである。

 

どうしても聞いてみたいことがあった。

予約は半年待ちと聞いていたのだが、実にタイミングよく

仕事の日程をわかっていたかのように日時を指定する連絡が来たのである。

仕事用のボイスレコーダーでイタコさんのことばを録った。

後半はもう呆然とした思いで聞いていたと紹介してくれた知人が言っていたからだ。

そして、あたしもまったくおなじだった、

意外だったが、どこかで予想していたような言葉だった。

このときに決意したあることを実は今でも続けている。

 

さて、八戸では夜が深まるにつれ雪の勢いはますます強くなり

とうとうサンダルでは歩けないほどの積雪になってしまった。

地元の方に伺うに

「この時期にこんなに降るなんて異常気象ね」

という意味合いのことを言っていたのでやはり珍しかったのかもしれない。

ホテルのそばの居酒屋さんのようなところでお腹を満たして部屋に戻った。

 

 

翌日は八戸駅に隣接されているショップで買い物し、

午前中の新幹線で帰京、東京駅に到着したときには

暖かかった、心底ほっとした。

 

イタコさんを通して(なのか?わかんないけど)受け取ったメッセージに従い

いまでも続けていることがある。

亡くなった父が幼いころから躾のように言い続けてきたことだった。

 

10月の月末週を迎える日曜日の夜、

今夜も忘れず、父の教えを守るあたしなのだった。

 

 

 旅はできれば寒い時期は暖かいところへ行きたい・・・

 

 

※この記事をアップしたあと、イタコさんにはおいくら支払ったのか、

というご質問がありました。

 

「唯物的なモノを買うわけではないので

お坊さんへのお布施と同じように考えるとよい」

と知人にアドバイスを受けたので

封筒に諭吉さんにおふたりお入りいただき袱紗に包んでいきました。

あくまでも自分自身の気持ちを表せばいいと思います、としか書けないので申し訳ないのだけど

いちおう納税者本人だし

同年代よりは少し多めにもらっている身の上なのでこのようにしました。

もともとこういう部分にケチケチすることを好まないこともあると思います。

お答えになればうれしいです。

 

 

 

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