旅のパートナーあるある
いつもひとり旅を旨としてきた私が
十数年ぶりにグループ旅行をした。
※お読みになる方によっては不愉快に感じられる記述があるかもしれません、
あくまでも個人が自分の感覚によって記述しているものですのでそれぞれの思いはご自分の中にお収めくださいますようお願いいたします※
「この年で一緒に旅行を楽しめる仲間に出会えるなんて
思ってもみなかった、
『地球の歩き方』の掲示板に感謝」
ということ4人ともがさんざん口にしたこの旅。
全員がそれぞれ一年中どこかしら旅行を楽しんでいる。
どんな話をしてもすぐに「打てば響く」
爽快な答えが返ってくる。たいへん気持ちがいい、よすぎるくらいだ。
最初はそれがよかった。(※グループ旅行あるあるの始まり)
〇さん、△さんは会社員さん(ただし頂点に近い肩書あり)
●さんは社長夫人。
それぞれに旅への思いと自分なりのルールがある。
充分な経験を積み社会人として納税しているヒトと
そうではないヒトのあいだにはかすかにズレが生じるのは仕方がない。
それでも経験値が導く余裕でカバーできたあいだはよかった。
三人の思いは一致していた。
ひとり旅なら許されることも、
グループでは許されにくいことがあることを。
全く自覚していないであろう、あるひとりに
辟易し、不満が募り始めていた。
オプショナルツアーの集合時間を守らず
(大型バスでほぼ満席に近い人数でも)
遅れてきても謝罪がなく
あまつさえ自分の分だけ飲食物を買い笑顔で
涼しい顔でやってくる、
のはまだましだとして
「手持ちドルがちょっと足りないの、
あとで両替して返すから貸しといて」
これに〇さんがキレた。
△さんは戦線を離脱してどこかへ行ってしまった。
残った私がドル札を差し出すしかない。
「帰国してからドルで返すわ」
え?帰国してから???ドルで??
※旅行中にお返しいただきました※
風光明媚なポイントで写真を撮ると
自分を入れて
「撮って撮って!何枚も撮ってね!」
レンズの前に入り込んでくる。
コスメのお店でタッチアップしてもらっていると
BAさんの腕を揺さぶって
「あたしも!あたしも!早く!」
夕食のレストランに入ると
我先にメニューを開き、読めないメニューがあると
「ねえ、〇ちゃん、これってなに?どんな料理?」
バフェのときは気にもならないが
そうじゃないところではたいへんだ。
しかもギャル曽根かというくらいよく食べる。
会計は共通財布からの支払、
ほかのメンツは顔を見合わせる。
「どうして彼女を誘ったの?
責任もって「子守」してね」
〇さん、△さんが半ば冗談なのか本気なのか、
以降私が彼女と同室になることに。
そして聞きしに勝る
「夜のひとり演奏会」に悩まされることになったのである。
エコノミーフライト対策に耳栓を持参していてよかったと
ほんとうに痛感したほどだった。
バスルームはびしょびしょのまま
(これも聞いていた)
シャワーのあとにバスローブを二枚使う・・・
(客室係に追加バスローブを頼んだ)
アメニティはすべて持ち帰る
(・・・いらないので渡さないでほしい・・・)
たぶんそれが●さんの旅のスタイルなのだと思う。
誰にも何も言われることなく、
自由気ままに行動して存分に旅を楽しむ。
そりゃあ楽しかろう。
・・・他の仲間の心情はお構いなしだったとしても・・・
「英語が話せないよね、いままでどうしてきたんだろう」
元NY在住の仲間がぽつりとつぶやく。
誰にも答えはない。
このままだと救いがないように感じられてしまうので
Excuseに書いておくが、
●さんはまた旅友グループの他のメンバーとNYへ旅に出た。
こんどは二人旅だからあれこれ斟酌しながら・・・
いや、やめておこう。
顛末も聞かないようにしている私たち(笑)
「 旅のパートナー選びはギャンブルである」
まかろぜ金言。
※期間限定公開記事で
時期が来たら削除する可能性があります※