女性のひとり旅はそんなに特異なのか
パリではあまり感じなかったのだけど、
ソウルに行ったときに
ひとり旅の女性をついぞ見かけなかった。
気のせいとは思えなかった。
ソウル・明洞を歩く日本人女性たち(ここ、あえて、たち)
ふたりあるいは数人でコスメが入っていると思しき袋を
両手にたくさん下げ、
もしくはヒトの顔のついた(名前がわからない)アイテムを持って
あちこちのお店や屋台をひやかしながら歩いてい(るようにみえ)る。
ついぞ、ひとり旅と思しき女性をお見かけすることはなかった。
韓国にはそういうルールがあるに違いない。←ウソ
一方、パリでは日本人女性のひとり歩きは意外とよく見かける。
みな一様に早足なのが特徴で、実に足早だ。
いちど後ろから同じスピードで歩いてみたのだが
一気に引き離された←んなことすんじゃない(笑)
ひとり歩き=ひとり旅、とは思わないので
在住されている日本女性なのかもしれないが、
不思議と
(この方はひとり旅だ)
とこちらが感じられるオーラを発している方がいる。
感じるオーラ?なので、理屈や道理を問われても答えに窮するだけなのだけど
地元に溶け込むまではいっていないことを肌で感じる程度。
もちろん私は旅行者なので多分にそのオーラは出しているとは思うが、
ひとり旅の女性をお見かけすると
思わず「どちらから?」と声をかけたくなる。
いや、かけてはいけないのかもしれないが私は話してみたくなる。
ご経験を伺ってみたくなる。
うずうずする←するな
そんな話を仕事仲間にしていたら、その中のひとりの男性が
「オンナのひとり旅って珍しくね?
絶滅危惧種じゃね?」
(言葉遣いから年代を推察願いたく)
という。
他の仲間たちは顔を見合わせて
ん?
そおお?
んなもんじゃね?
的な反応をしていたのだけど
ひとり旅のオンナを絶滅危惧種扱いした彼だけが
最後まで口角泡を飛ばして徹底抗戦した。
黙って聞いていたけど、そのうちつまらなくなって
右から左へ流れていく電車の音、のようになった。
珍しいかどうか、私にはそんなことはどうでもよくて、
行きたいところに行く。
そのために仕事をして
休みをもらうために周りに気配り心遣いを怠らず
手許不如意にしないためにこつこつ貯金を欠かさない。
それのどこが特異なものかと思う。
できるもんならやってみろ。←コラコラ
ぐっと額を前に向け、顔を上げて
卑屈にならず堂々と
ひとり旅を楽しもうではありませんか、
みなさん
今日の疑問:
オトコのひとり旅、
とはあまり言われないけど
オンナのひとり旅。
と色眼鏡チックに言われているのを耳にすることがあるのは
何故か。