パリからeasyjetでニースへ
2014年の秋の初め、
滞在していたパリからエクスカーションで
ニースへ2泊3日で出かけた。
そのときはサンジェルマンデプレにアパルトマンを借りていたので
部屋はそのままにしておき、
easyjetが発着するオルリー空港へは地下鉄とトラムで移動した。
行きは12時15分オルリー空港発
ニース着が13時35分。
オルリー空港へはMabillonからメトロ 10号線でJussieuまで、
そこから7号線に乗り換え
Villejuif - Louis Aragonでトラム3号線に乗り換える。
エスカレーターがあるので大きな荷物を持っていても大丈夫。
地上に出ると左方向にトラムの停留所がすぐに見え
そこから乗車して30分ほどでAéroport d'Orlyに到着した。
NAVIGOだとオルリーまでスルーパス。
フライトはコート・ダジュール空港に到着する。
左へ向かえばカンヌ、サントロペ
右へ向かえばニース、モナコへ行ける。
2泊3日の荷物は例のアレに入れて移動していたが、
easyjetは機内持ち込みサイズが厳しいと聞いていたので
持ち歩くバッグやデジイチ、PC類のほかには
最低限の着替え類だけ持って行った。
小さな手持ちバッグさえ許されない。
もっとも、パリ→ニース間の料金が
(確か)10,000円弱だったので仕方がない。
帰りにはちょっとしたお土産も詰めて例のアレで無事に帰ったのだから
例のアレが相当頑張ってくれたのか、私の荷物が少なかったのか
よくわからないが、帰りのフライトもスムーズだった。
行きのオルリー空港はセキュリティチェックは
CDG空港より相当厳しく、
虫除けスプレーや大きめの歯磨き粉を没収&廃棄され、
虫刺されに著しく弱い私はニースのホテルにチェックインしてまず
「虫除けを買いたいんだけど、ファーマシーはどこか」
聞いたところ、驚く答えが返ってきた。
「ファーマシーがストライキをしている」
!!!
なんですと!!!
!!!
なぜにファーマシーがストライキ!!!???
軽くめまいを覚えた。
理由はあるがここでは割愛。
日本からちいさなお土産を必ず持って行き
鼻薬にチェックインの時に渡すようにしているので
そのおかげだろうか、
中年のフランス男性があちこちに電話をかけて、
今日営業しているファーマシーを探してくれた。
ありがたいありがたい。
何が必要なんだい?
虫除けと歯磨き粉です
だこー(わかったよ)
てな感じの会話のあと、
ニース市内の地図に詳しく経路を書き込んでくれて
うーん、歩いて20分くらいかかるなー、いいかい?
だこー!(わかった!)←D'accord了解です、の意味
再び美しいコートダジュールを散歩しがてらファーマシーを目指し
無事に目的を達成でき山のふもとのホテルへ戻り
刺す虫の多い部屋でもなんとか無事に乗り切れたことはありがたい。
初日から想定外の出来事に見舞われるニースになったが
その後の滞在を通して、
ニースは今までに行ったフランスの中で三指に入るお気に入りの街。
コート・ダジュール空港に到着してから
ホテルへはエアポート・エクスプレスバスで移動。
バス車内で運転手さんからチケットを買った、気がする。
6ユーロをたぶんキャッシュ。
スーツケースを置く場所は申し訳程度にあるけど、
ホントに普通の公共バス。
宿泊は海岸線が美しく見渡せる「ホテルスイス」Hotel Suisseだったので
98番のバスに乗り、Albert 1erという停留所で下車して
ホテルまでの海岸線を景色をゆっくり眺めて
ニースにいるヨロコビをかみしめつつ、ゆるゆる歩いていった。
10分くらい。
滞在中の詳しい話はまた次の機会にして、
ニースからパリへの帰路。
ニースの街はどこでも歩いて回れるほどコンパクトで
あちこちに魅力的なスポットが多い。
ホテルをチェックアウトして、
前年家族が食べたブイヤベースが絶品だったというので
超絶濃厚なブイヤベースを頂く。
隣のテーブルの地元のおっちゃんと話が盛り上がり
またこいよー
ういー←酔っているわけではない(笑)
なんて会話を楽しみ
フライト時間に間に合うギリギリまで過ごして
空港からニース市内へ乗ってきたエアポート・エクスプレスバスに再び乗車して空港へ。
空港でのセキュリティチェックはオルリー空港に比べて
驚くほどあまりにも簡単(※筆者注:2014年当時)で、
チェックする人もラテン気質で
ねーちゃん、さりゅー!←またね、の意味
的に見送ってくれたほど。
そして無事にパリに着陸。
途中、美しい冠雪のモンブランが右窓から遠くに見えていた。
オルリー空港南ターミナルに到着したあと、
来たときとおなじトラム~メトロを乗り継いで
アパルトマンへ戻った。
いろいろなサイトで
空港とパリ市内のアクセスについて
実際には異なることも多いけど
現地でそれを経験した方が忌憚のない言葉で詳しく書いてくれている。
それを熟読して旅の準備をさせていただけることは
ほんとうにありがたい。
できるだけ、生温かい情報をこちらでも伝えていければと思うが
なにせ筆力のない私、はたしてどこまでお役に立てるかわからないが
いよいよ来週パリに発つので、リアルタイムで
この場をお借しりて旅行者目線のレポートをしてみたいと思うものなり。